ホーム > 国際中医ライセンス
本ライセンス試験は中国政府衛生部(日本の厚生労働省に該当)の外郭団体である「世界中医薬学会連合会」および「世界針灸学会連合会」が主催する中医学の水準試験で、国際中医師(漢方)・国際鍼灸師(鍼灸)・国際按摩推拿師(按摩)国際美容師(経絡美容)の中医学療法に対して中医基礎理論と技能の国際統一基準と向上を目指す為にもうけられた試験です。(国際中医美容ライセンスに含まれる技術について)
この試験に合格すると、高い知識と技術を持った中医美容師として認められ、「国際中医美容師」の資格を取得できます。
本試験会場は中国北京国際青年研修学院で行われ、神戸中医美容学院が募集及び手続きを行います。日本では一般社団法人国際中医学振興会が実施いたします。
学科 | 中医基礎理論・陰陽五行学説・臓腑学説・気血津液学説・経絡学説・体質学説 中医診断学:四診(望診・聞診・問診・切診) 中医診断学:弁証(八綱弁証・気血津液弁証・臓腑弁証・経絡弁証・病因弁証・他) 経絡学(十二正経・奇経八脈)兪穴学(経穴の由来・WHO標準経穴・特定穴10種)養生学・八法 解剖生理学・カウンセリング学・皮膚科学・化粧品学・衛生学 中医美容学:中医美容推拿学・耳鍼療法・足裏療法 中医美容学:・美容鍼灸学・カッサ療法・抜缶療法 中医美容学:中医アロマ(体質別精油の効能とツボの効能) 中医薬膳学:美容薬膳(薬膳の基本・栄養学・四季の薬膳・美容薬膳・弁証施膳) 中医中薬学:中薬学基礎(中薬学基礎・方剤学・美容薬学) 中医美容臨床学:(症状別弁証 ①美容関係:ダイエット・美肌他) 中医美容臨床学:(症状別弁証 ②肩こり・頭痛・腰痛・冷え性・浮腫み他) 中医美容臨床学:(症状別弁証 ③内科系疾患:アレルギー他 婦人科系疾患 月経痛・月経不順・更年期症状他) 中医実践:弁証論治と配穴・処方 |
---|---|
実技 | 経絡美容推拿療法(八法・基本手法・十二経絡基本手技・基本整体術) 経絡美容推拿療法(奇経八脈基本手技・腹部・帯脈ホルモン調整技術) 経絡臨床弁証(症状別手技法 ①美容関係:・ダイエット・美肌他) 経絡臨床弁証(症状別手技法 ②肩こり・頭痛・腰痛・冷え性・浮腫他) 経絡臨床弁証(症状別手技法 ③内科疾患:アレルギー他 婦人科 月経痛・月経不順・更年期症状他) (実技はオイル科・美容推拿科選択制) |
実践・実技 | 十二経絡・奇経八脈による実践 (カッサ療法・耳つぼ療法・抜缶療法・中医足裏療法・中医アロマ等含む) |
期間 | 1年(中医美容オイル科、中医美容推拿科の修了証及び、学院の推薦が必要です。受験対策講座は別途希望者のみ。) |
受講料 | 286,000円(税込) |
午後13:30~15:00 | 午後15:30~17:00 | |
---|---|---|
1回目 | 中医基礎理論・陰陽五行学説 | 臓象学説・気血津液学説・経絡学説 |
2回目 | 中医診断学・四診 | 中医診断学・八綱弁証 |
3回目 | 中医診断学・気血津液弁証 | 中医診断学・病因弁証 |
4回目 | 中医診断学・臓腑経絡弁証 | 中医診断学・臓腑経絡弁証 |
5回目 | 中医美容推拿・美容鍼灸理論 | 中医美容抜罐・耳ツボ・刮痧療法 |
6回目 | 中医診断学・臓腑弁証 | 中医診断学・臓腑弁証 |
7回目 | 中医診断学・臓腑経絡弁証 | 中医診断学・臓腑経絡弁証 |
8回目 | 中医美容薬膳学 | 中医美容薬学 |
9回目 | 中医美容臨床弁証 | 中医美容臨床弁証 |
10回目 | 中医美容臨床弁証 | 中医美容臨床弁証 |
頭顔面部は経絡美容のポイントで六腑の経絡はすべて頭顔面部に走っています。手三陽経(大腸・小腸・三焦)が頭顔面部に終止し、足三陽経(胃・胆・膀胱)が頭顔面部から起始しています。従って、頭顔面部の経絡・経穴に施術することで、内臓の働きをよくし、身体の中から美しさを手に入れることができます。また、様々な疾病の予防にもなります。
経絡美容の手法は多種多様ありますが個人の証(体質)に合わせます。 十二経絡をまとめている帯脈はベルトのように腹部を巡っています。帯脈を施術することで、婦人科系(骨盤の中の臓器の子宮・卵巣・膀胱・大腸)の疾患予防になり、ホルモンバランスも整えることができ腰痛の予防や改善にも効果があります。
整体とは単に身体を整えるという意味ではなく、中医学の特徴である「全体観」いわゆる「整体観念」の意味であり、美容整体とは”内在の美”を意味しています。
整体という用語は、中医学の中に2つの意味があります。一つは整体観念で、これは古代哲学中の唯物論と弁証法―陰陽五行、五運六気、九宮八卦、天干地支を中医学生理、病理、診断、治療など各方面に貫き、中医学の疾病を診断する方法です。気候、時間、環境及び情緒など、因子の変化は人体の生理、病理に影響を生みます。中医学の基本特徴の一つです。
もう一つの意味は整体治療です。整体治療は中医学の基礎理論に基づいて、弁証論治、弁時論治をし、気を以て指を役させ、指を以って針を代わり、循経取穴(経に沿って取穴する)、迎随補瀉(ずいげいほしゃ)の特殊治療方法です。中医美容整体は針灸と推拿を改めて結びつけ補瀉手法の運用を重視しおり、また副作用もありません。そして施術者は調形(形を調整)、調意(意を調整)、調息(息を調整)を取り入れており、施術者自身の美容と心身の安定・健康にもつながります。
刮瘀療法は下記の器具、又手指を使って身体表面の経絡、経穴に特定の手法で刺激を加え、皮膚を軽く炎症又は充血させて瘀血を取り除く治療法です。
耳針は耳廓穴位に刺激を用いて疾病を予防及び治療する方法の一つです。
耳部は全身経絡との関係が非常に密接で耳と臓腑との関係も密接で単純な聴覚器官ではなく、人体整体の一部分です。耳廓に現れる陽性反応点により疾病の診断ができます。
耳は逆さまに立っている人体縮図である理論に基づいて対応部位を選びます。
選穴処方は、①疾病の相応部位による選穴 ②中医理論による選穴 ③現代医学知識による選穴 ④臨床経験による選穴があります。
陰圧により血流を一時的に縮小し放すことで血管が拡張し血流を良くする方法で、痛み・コリ・肌荒れの緩和につながります。体内の新陳代謝をよくして免疫力を高め、経絡を通して内臓の血流を良くして治したい部位に伝導させる療法です。
外は美容、内は臓腑機能の調節、また、皮膚の新陳代謝を促進してホルモンバランスを整え、身体を強壮、体質の改善をすることができます。
針灸美容療法を行う時は、望、聞、問、切の四診を経て、弁証論治に基いての治療原則によって、経穴と方法を選びます。
多くはヨモギ、或いは薬物を用いて穴位に施灸します。温熱性刺激は経絡兪穴の作用を通じて、美容効果だけでなくガンの再発防止などにも効果があります。
精油の効能とツボの効能と体質・症状に合わせて組み合わせて経絡に刺激する療法です。
薬膳学の基礎理論
中医薬膳学は中医学理論に基づきます。食物の性質と人の体質でバランスをとります。薬膳は薬物と食物を使用し、弁証して薬膳を組み立てます。中医学は五臓の「合」、「主」、「開竅」、「華」などの関係を以て、組織器官を五臓と相関させます。四季(二十四節気に重きをおき、三因(人の年齢・性別・体質・土地・環境・時間・季節)理論により日本人にあった和食薬膳を主とします。
中医弁証論治の原則に基づいて、体質及び疾病によって、それぞれの薬物を用います。中医学は望診、聞診、問診、切診により以下の八つ体質が分けられます。
美容中薬を学ぶことで漢方の基本が身につきます。美容中薬には中薬学・方剤学なども含まれます。